ポルトガルファイアーサラマンダー


ポルトガルファイアーサラマンダー
(Salamandra salamandra gallaica )


ポルトガル、スペインの森林に分布。

赤い斑紋が出ることで有名な亜種。幼体で入荷することがたまにあるが全てに赤斑が出るわけでなく、バリエーションがある。また赤い斑紋が出る亜種は本種に限らないがわりと赤くなる面積は大きい。

ファイアの亜種の中では高温に対する耐性が高く餌食いもいいので基亜種に次いで飼育し易いと思う。温度は25℃ほどを最高気温にし、餌はコオロギ等のよく動く昆虫を好む。

gallaicaの特徴

体型はずんぐりしており、尾が他のファイア亜種と
比べだいぶ短い。
gallaicaの特徴

鼻先が尖っている。

赤い斑紋の個体

赤い斑紋の出かたは個体により様々。頭部に出る事が多いが、滲んだように出たり、背面や側面にも出るものや赤が鮮やかな個体等いろいろいる。

変態後成長にともない徐々に頭部より赤斑紋が出現してくる。
黄色が崩れた個体

赤斑紋が出ない個体も多く、この個体は黄色の斑紋が崩れてグレーになっている。こういった個体も多く全身グレーやグレーに赤斑紋がでる個体もいる。

飼育環境

赤玉を床材に使用し、シェルターとして流木をセットしている。湿度保持のため苔を入れているがあまり多湿は好まないのでビショビショにはしない。

日中は流木の陰や苔の中に潜み、夜間に姿を見かけるが日中でも餌のコオロギをばらまくと出てきてさかんに捕食する。

フィルタリングしていない水槽は最低でも週に1度は床材を全て洗う。頑丈なgallaicaも気温25℃で床材が汚れているとすぐに感染症になり死亡する。

2007 .4/8から4/18にかけて数回に分けて出産。
最小出産個体数は2匹、だいたい1回(1日)に6〜10個体ぐらいを出産していた。
合計41匹。1匹は死産、身体機能に問題ありそうな個体は2体だった。
変態間近の幼生 07年7月 外鰓が無くなった個体
上陸直後は黄色がハッキリしてない 頭部から黄斑が崩れ始める 07年10月
頭部から色が抜け始める全体的にまだ黄色が強い
黄色が抜け赤みが目立つ 07年11月 個体により赤が出たり黄斑が崩れたり。
09年3月 15cm程に育った

2012年
07年に繁殖させた個体が出産した。
2月末〜3月上旬にかけ、約40匹。
誕生から5年かかった。

成長した幼生 4cm 5月27日 5月中旬以降、変態する個体が出てきた
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