ホンコンイモリ


ホンコンイモリ (Paramesotriton hongkongensis )

香港に分布し、山地の流水に生息する水棲種。

飼育は易しい部類に入るが水質の汚れには弱いのでフィルタリングし、月1回は水換えをする。金魚を飼うような感じで飼育できるが高水温よりは低水温を好む。ただし水温が1ケタになるとほとんど動かなくなり餌も食べない。水温15〜25℃ぐらいが適温だと思う。

餌は冷凍赤虫、キャット等を食べるが導入後、食べないようならイトミミズ、活赤虫を与える。食の細い種では無いので活赤虫を食べないようなら飼育環境が合ってないか病気が考えられる。お腹に寄生虫がいることもあるようで、餌を与えても太らない場合がある。その場合は病院行きです。

産卵は春に行われ2枚の葉の間に連続して卵を産み付けまるでサヤエンドウのよう。小さい葉なら1粒ずつ産卵する。

2019年にサイテスU類に指定され、輸出国の許可なく輸出が
出来なくなった。


ホンコンイモリ頭部

他のParamesotritonに比べると頭部に厚みがあり角ばった感じを受ける。

また皮膚のイボも小さく背面中央のキールは多少デコボコしている。

ホンコンイモリ腹部

左画像の個体は雌。7、8年飼育しているだろう。腹部が大きく何度か産卵している。

雄は総排泄腔が丸く大きく、雌よりもサイズは小さい。繁殖期には尾に白い婚姻色があらわれる。

シナコブイモリと比べると腹部の模様は本種の方が鮮やか。
ホンコンイモリ幼生

写真が遠くて分かりづらいが目の上、口先、外鰓に白い模様がある。なぜ鼻先に模様が?と個人的には思うのだが成長にともない消えてしまう。

変態した幼体はやや難しく、上陸させた個体よりは幼体の体が浸るぐらいの水深で飼育した方が長くキープできた。餌はイトミミズのみ。基本的には変態後上陸して幼体の期間は陸で生活するものと思われる。

香港 棲息地  (Tim氏 撮影)

低水温の緩流の溜まり等で確認できる。
水が綺麗なのがうかがえる。

棲息地の状況を知るという事は飼育する上で
非常に大事なことだ。
出来うる限り見に行く事が重要だろう。
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