オオダイガハラサンショウウオ


オオダイガハラサンショウウオ(Hynobius boulengeri)

全長20cm近くまでなる大型の流水性種。
紀伊半島に棲息。2010年現在、和歌山を除く多くの場所で保護指定されている。
(2018年に和歌山県も保護指定)
四国、九州の個体も同一種とされていたが遺伝子的にも差異があり、多くの面で生態的にも違うので別種とするのが妥当と思われる。
(2014年に九州個体群は3種に分類された)

紀伊半島の山深い急峻な源流に棲息し、積雪前に源流に集まり2月頃に産卵する。四国産イシヅチサンショウウオでは5月頃なので3ヶ月もの産卵期のずれがある。体色は地上では紫色に近い紺色で無斑紋。水中では光の屈折及び反射で光るブルーに輝く。

奈良や三重では保護指定されていたので、いずれはと考えていたが大阪のペット業者@rom@ CRATCH が採集販売している事も危惧されて保護指定される。自分さえ儲かればいいんだ的な販売は未来永劫愛好家や研究者に影響を与える。いいかげんにして欲しいものだ。
もう一時捕獲して撮影する事すらできない。

左 紀伊オオダイの卵嚢  右 高知産イシヅチの卵嚢

イシヅチの卵は大型個体のものでは2列に並び小型のものは1列なのに対し、紀伊オオダイでは3列以上になる。イシヅチでは卵嚢表面が、ごわついた厚みがあるがオオダイでは弾力ある厚みで覆われている。

産卵場所

急峻な地形でもあり、非常に強い水流が通る石の下や岩石の隙間、滝壷等に見られる。

左 紀伊オオダイ  右 高知イシヅチ

画像のイシヅチの頭部は飼育個体で太っている為、顕著で無いがオオダイはイシヅチに比べ目が小さく、その為か鼻先までの距離が長く見え、シャープな印象を受ける。

繁殖水域

急峻な地形を雪解け水が勢いよく流れ落ちる。
水温は3月で11℃。

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