レッドバックサラマンダー


レッドバックサラマンダー(Plethodon cinereus

アメリカ北東部キュベック、ミネソタ、ミズーリ州等に
分布し森林や庭園の朽木の下などに生息する。

全長10cmほどの小型のサラマンダーでミミズのかわりに釣り餌等にされることもあるという。

完全陸生種で地中の小さな虫を食べ直接発生する卵を産む。

成長は早く、よく言う幼体で体色の発色も十分でない「シラス」のような状態でも1年足らずでがっしりした体つきの成体になる。成長の早さはライフサイクルの短さを表すのかもしれない、だいたい飼育下では3年から4年で死んでしまう。(飼育者が悪いだけ?)

餌は極小の物が必要で、コオロギの初令、トビムシ、ワラジの小、等。全長10cm程の成体ならばコオロギの2令、エラミミズ、活赤虫などを食べる。餌付かないので人工餌は使えない。


「シラス」状態より少し育った亜成体。
背面の色は完全に出ていない。

背面の色には違いがあり、全く赤くないリードバック
と呼ばれる個体がいる。

飼育環境

本種はあまり低温は好まないので冬は10度を下回らないようにし、夏は蒸れないように25度〜27度ぐらいが上限になる。

陸生の為、水場は不要で床材も軽く湿っている程度を維持する。床材はヤシガラを使用しシェルターに植木鉢の破片、石を入れよく絞ったミズゴケを入れてある。ミズゴケは下が見えないくらい入れてもいい。
床材のヤシガラは何箇所か指で穴を開けてあり、勝手に穴を広げてもぐりこんでいる。

完全モグリ系のサラマンダーの為、日中は姿を見せないが夜はよく出てきている。

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