セトウチサンショウウオ


 

 セトウチサンショウウオHynobius setouchi

近畿地方西部、四国東部、兵庫、岡山、広島県の瀬戸内側に分布。
20-460mほどの低山の林床に生息し、1月~3月頃湧水の溜りなどに産卵する。

全長10cm程度の小型のサンショウウオで
繁殖期の雄の尾は側偏するが、多くは尾の上下ともに黄色の線は出ない。

画像は香川県産の雄


 兵庫県産の個体
1992年撮影

   産卵場所の様子

ちょっとした水溜りのような感じだが湧き水で多少の流れがある。
   産み付けられた卵嚢

浅い水深では水没した植物や落葉等に産み付けてある。水深のある場所では倒木の枝に産んでいた。いずれもオープンな環境が多いように感じた。
   卵嚢

上の産卵場所にあった卵だがあまり綺麗な感じの環境ではない。止水性の種類はあまり水質にうるさくはなく、幼生の頃はフィルターや頻繁な水換えはあまり気にしなくても大丈夫だ。ただ水草やウィローモスなどはたくさん入れよう。

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