スライミーサラマンダー


スライミーサラマンダー(Plethodon glutinosus

アメリカ東部周辺の林床に分布。

広範囲に分布する為、入荷する個体も毎回斑紋の入り方などが違う事が多く、南北差で産卵期も大分違うらしい。もともと似たような種がとても多いうえ、採集地も分からない入荷では種の同定は難しい。

掴むと体から白い粘膜を出すが、有毒かは不明。以前追加導入したら飼育していた個体が全滅したことがある。毒性の有無は関係無しに
検疫せずに一緒にしない方がいいのだが、白い粘膜と関係があるのかも知れない。また、全く粘膜を出さない個体もいる。

スレンダーな種類好きの私だが総じてスレンダーな種は隠れっぱなしのものが多い。本種も隠れたまま姿を見ることは稀。

餌は小さいコオロギを主体に餌食いは良いが隠れたままなので人工飼料は使いづらい。


側面に白いラインが入る個体

サウザン( Plethodon grobmani )だろうか?

基本的な飼育方法はサウザンもウェスタンも変わりは無いようだ。白い斑紋ではなく黄色の斑紋でスライミーの名で入荷したこともあるようだが、はて?
飼育環境

床材とミズゴケ、シェルターのみである。床材は現在ヤシガラを使用しているが赤玉でもいい。

シェルターは不可欠だが、無ければ床材に潜りこんで出てこない。基本的にはコルク等を多めに入れる。産卵もシェルター内に産み付け、子どもは外鰓の無い親と同じ形で孵化する。私は繁殖例は無いが毎年繁殖させているベテランもいるので見習いたい。

温度管理は低温で飼育し、最高25度以下ぐらいが適している。

陸生種で繁殖も陸上で行うため水場は必要ない。床材を軽く湿らせる程度をキープする。

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