チュウゴクブチサンショウウオ


チュウゴクブチサンショウウオ
(Hynobius sematonotos)


中国地方に分布。
2019年に中国地方から九州に分布するブチサンショウウオより
分類される。

砂泥質で薄暗い源流付近の伏流水や石下へ産卵する。
ポジション的にはヒダサンショウウオのような存在で産卵河川の砂礫源頭部にハコネ、源流部が本種、その両岸又は上下流のより泥質な弱い流れに高地型カスミが産卵に利用している。本種とヒダが混生する事は少なく、他種との産卵環境の関係は本種とヒダがすりかわる場合でも成立する。

飼育下では繁殖は容易では無いものの、飼育自体は餌食いも非常に良い。
年間最高気温20℃の低温管理と衛生に気を付ければ永年飼育も可能。

Two new species of lotic breeding salamanders (Amphibia, Caudata, Hynobiidae) from western Japan
A.TOMINAGA, M.MATSUI, K.NISHIKAWA(2019)

(上)チュウゴクブチサンショウウオと(下)コガタブチサンショウウオ

コガタブチの産卵はブチと比べ地下水中などより隠蔽された場所で行われる。

飼育としては小型ブチは餌付きが悪く難しい。

繁殖環境
標高約500m以上のやや泥が混じる砂礫床の枝沢を好む。

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