ハクバ(ヤマ) サンショウウオ |
ハクバサンショウウオ (Hynobius hidamontanus ) 新潟、長野、富山、岐阜にかけて分布。 背面は黒から茶褐色で側面に地衣状斑紋が見られる。後肢は基本4指性。 山地の湧水地、湿地で繁殖する、かなり小型な種類。 基準産地の白馬地域以外の個体群がヤマサンショウウオとされるがシノニム。 長野、岐阜、富山県で保護指定されている。 |
繁殖地の様子 産卵場所として、他種同様、通水の良い溜りが好まれ、湿地に流れ込む小沢の滝つぼの石の下や緩やかな流れを遮る倒木の下等に産卵が見られる。陸生時には水域周辺部の湿った落ち葉の下などで成体の姿を確認できる。湿地の他に沼や側溝の溜り等も産卵環境として選択されるが、側溝の溜りは通水の問題で蓄積された落ち葉や枝が雪解け後に除去される為、一緒に卵嚢も除去され、またアクセスが容易で人為的影響を受けるのか減少している場所もある。 |
湿地に流れ込む沢から出てきた越冬幼生。 | 倒木下に産み付けられていた卵嚢 |
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