マダライモリ |
|
![]() |
マダライモリ(Triturus marmoratus marmoratus ) イベリア半島北部からフランスに分布。 陸性種で繁殖期以外は基本的に水中には入らない。地味な種の多いTriturusの中ではひときわ綺麗な種類ではないだろうか。亜種に小型のT.m.pygmaeusがいる。 飼育下では温度はあまり高温は好まない為、最高25℃。冬は2、3℃であれば餌食いも落ちなく丈夫だ。 餌は導入直後はコオロギ3令やブドウ虫を使うが、馴れるので人工餌にもすぐに餌付ける事ができる。レプトミン等を中心に色々与えるとよい。 |
![]() |
繁殖期の雄 雄は3月〜5月頃に繁殖形態になる。 背中線上にクレストがのび、尾がヒレ状になり尾の側面に白いラインが出、総排泄腔が肥大する。体の模様も通常ない模様もでる。 繁殖期までに十分に栄養を与えられなかったり冬の低温を体感させないと繁殖形態はとらない。ほっといても時期になればクレストが出る訳ではないのだ。 |
![]() |
求愛行動 雄は雌の前で尾を振り、体をしゃくってアピールする。 ヒラヒラと蝶のように舞う様はとても神秘的で魅力的だ。 |
![]() |
産卵直前の雌 お腹パンパンです。 雌も尾がヒレ状になります。 |
![]() |
繁殖期の雌 口元がエラが張ったようになっているのが分かるだろうか? 個体群によるものなのかは不明だが、繁殖期にのみ見られる特徴だ。 |
![]() |
![]() |
![]() |
(左上) 卵は水草などに1個づつ後肢で折りたたんで産みつけられる。ある程度産みつけたら隔離した方がいい。 (右上) 孵化間もない幼生。マダライモリは卵も幼生も緑がかった色をしている。 (左下上陸1年個体) 全長4cm程で9月頃に上陸する。上陸個体は溺れるのでエラが短くなってきたら流木等で陸地を作り、上陸したら砂利等にミズゴケを絞ったものを入れた幼体用のケージに入れてあげよう。上陸後10日程で餌を食べだす。イトメの太めのやつをミズゴケに1匹、目の高さあたりに置いてみる。初令コオロギをばら撒いてもいい。イトメを食べだせば何回か繰り返すうち餌付く。餌は食べるようなら毎日与える。 |
![]() |
マダライモリの卵 2006年 通年アナカリスは産卵床として私はあまり使わない。 ハイグロが産卵床に最も適していると思っているが2006年はあまりハイグロに産んでいなかった。画像はハイグロを撤去してから産んだもので水底から近くにある為かほっておいたら親に食べられてしまった。 |
![]() |
![]() |
成長した幼生 2006年 7月 | 変態間近の模様が出てる幼生 |
![]() |
変態直後の色の薄い幼体 2006年 7月 初令のコオロギやワラジムシの仔を食べている。 床材はキッチンペーパーで中央にミズゴケを置いている。 |
![]() |
飼育環境 左は繁殖用に水深を取ったもの。通常の水位は3cm程。1月頃水場のあたりにいるようになると、陸場の砂利がギリギリ濡れるぐらいに水位を上げる。 2月に画像の石が全部うまるぐらいに再度水位を上げる。そうするとだいたいは皮膚がヌルつき、尾がヒレ状になり繁殖形態に近づく。 3月には流木がうまるぐらいに水位を上げ、繁殖形態になりだしたら水槽の8分目まで水位をあげる。4月に水を半分ほど取替え産卵を促している。 水位を上げていく過程で水に入るのを嫌がるようなら様子を見ながらになるので注意。(無理すると死ぬ) 産卵が終わり、クレストが小さくなってきたら通常水位に下げる。 |
戻るヨーロッパ種europe.htm |