スポテッドサラマンダー |
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スポテッドサラマンダー(Ambystoma maculatum) カナダ南部よりアメリカ、テキサス州南部に分布 山地の森林の朽木の下や土中に生息しミミズ、昆虫等を捕食する。わりと大き目の沼や湿地に卵塊を産卵するようだ。 本種も古くから輸入されて馴染み深いがあまり繁殖する種では無いし、導入直後はやや神経質で餌を食べない。初期はコオロギよりもハニーワーム等のイモムシ系の方が餌付く。ワームを目の前に落として食べるようになれば次は口元で揺らして食べるようにしていく。そのうち口元へ出せば何でも食べるようになる。 温度はすごく低温にする必要はないが暑さに強いわけでは無いので25度上限ぐらいがいい。蒸れには弱いので通気は蓋を網にするなどで良くしたい。 |
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模様は様々だが、カナダ産はスポットが多く、面積も広いといわれる。また体色が薄い。 輸入はアメリカ産の方が多いようだ。 左画像はアメリカ産。 |
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カナダ産の個体 頭部にオレンジがのる個体も多い。 飼育はカナダ、アメリカともに変わらない。 寿命も長くこの個体も10年以上生きていた。 |
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飼育環境 導入直後はシェルターは不可欠。馴れれば何もなくても大丈夫だが最初はおびえて餌を食べなくなる。 画像はヘゴ板とコルクだが瓦でも流木でもいい。ヘゴ板の下には小さい石をかませて3センチほどの空間を作ってある。導入直後は大きいシェルターだと隠れたままで餌付けできないので隠れると鼻先がちょっと見えるぐらいの物のほうが使いやすい。 |
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飼育環境 画像は90cm水槽を使用。繁殖を意識して水深を深めにセットしている。陸場の土台はプランターを逆さにしたもの 水はきれいな方が良いのでフィルタリングする。なんでも良いのだがこの水槽は水中モーターが余っていたのでペットボトルで濾過槽を作った。 春になると雄は水中に入り、水底を歩く姿をよく見かける。産卵は1度しか経験が無いのだが、かなり乾燥させてしまい、あわてて水を大量にぶっかけたら、それがリリーサーになったらしく産卵した。次の産卵期(3,4月)にもやってみたがうまくはいかなかった。 |
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総排泄腔が隆起した♂個体(2010 1月) |
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2012年3月4日撮影。淡く光り、卵膜はアカガエルの卵塊より堅く、弾力がある。 |
2012年産卵 スポットサラマンダーの産卵経験は、初では無いものの、完全な形では見た事が無かった為、数年間に渡り試行錯誤してきた。しかし何度(何年)も失敗してきた。2012年は他種の産卵行動による、ホルモンの分泌や卵嚢の♂誘引物質でスポットサラマンダーに刺激を与えられないだろうか?と考え、産卵環境が似ているクロサンショウウオと、テスト的に産卵用水槽へ同居させてみた。同種間ではヤル気の無い個体に産卵させる方法として、排卵した個体を投入すると、釣られて排卵産卵へ繋がる事があるのを経験上知っていた為だ。クロサンショウウオは1月中旬に産卵水槽へ♂から投入し、1月下旬にスポットサラマンダーを♂2個体から投入。2月初旬に♀3個体を投入した。スポットの♂は例年どおり、総排泄腔は肥大しているものの、あまり入水していなかったりと、ヤル気が無さそうなので、期待はしていなかったが、2月28日ー3月3日の間に両種ともに産卵していた。2月28日に雪が降ったので、その影響もあるかもしれないが、以前失敗した年も雪が降った年もあるし、クロサンショウウオの何かしらの影響はあったかと思う。完全な卵塊を見たかったので、「産卵だけでもしてくれればいいや」と考えていたが、予想外に受精卵だった。♂は水中にいた個体の総排泄腔は縮小していたが、陸上にいた個体は肥大したままだった。 |
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2012年3月24日 胚が出来ている | 2012年4月1日 孵化直前 水温14度 |
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2012 4月13日 孵化 14mm外鰓が大きい | 2012 5月6日 17mm |
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正面から | 背面から |
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5月27日 大きい個体で、全長4cm。平均的なサイズは3cm前後。 共食いは少ないが、成長に差があり、小さい個体は2cm程しかない。 4cm程の個体は体に側線だろうか、点々模様が現れる。 |
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6月9日変態直後 全長43mm 水温22度 | 変態後1週間程で、スポット模様ぽくなる |
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上個体の上陸1週間後 大体全長が4cmを超えると変態するようだ。 思ったより小さいサイズでの変態だ。 |
2012年11月 模様が安定した幼体 |
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2014年3月7日産卵 産卵直後の膨らんでいない卵。 2012年のクロサンショウウオとの関係を再検討するべく、繁殖させてみるが 何の事も無くクロは産卵せずにスポットだけが産卵した。関連性は無かったのかな・・? 今回も受精している。 |
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