タダミハコネサンショウウオ


 
 タダミハコネサンショウウオ(Onychodactylus fuscus

2014年にハコネサンショウウオから分類される。
和名にあるように、只見地方が基準産地だが他地域でも確認されている。
基準産地では以前より、昆虫や野草の乱獲が問題視されており、現在は保護区域に指定され、むやみに立ち入る事は出来ない。(地元の方が監視しており、研究者も地元の方と同行して現場入りしている程である。)基準産地周辺ではハコネと混在しており、場所によって住み分けしているようだ。

種としての特徴は、とにかく黒い(少数茶色い個体も存在)。
四肢の付け根や側面に銀白色の斑紋が見られる。
初冬に産卵する。
(2015年、種の保存法で保護指定される)

Yoshikawa, N., and M. Matsui. 2014. Two new Salamanders of the genus Onychodactylus from Eastern Honshu, Japan (Amphibia, Caudata, Hynobiidae) . Zootaxa 3866: 53?78 .

   
 後肢が肥大した♂  腹部

   
 変態直後の幼体  幼生

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